2018年10月20日(土)、21日(日)、東京・ストローマン・ジャパン社においてCIDセミナーが開催されました。
1日目は黒嶋伸一郎先生、田中博子先生、林秀一先生、高野清史先生、麻生徹先生、徳島亜矢先生、松山文樹先生、川崎雄一先生、新村正弘先生、上浦庸司先生、2日目は柴田貞彦先生、大谷昌宏先生、栗林伸之先生、王徳信先生、小川秀仁先生、小川茉莉先生、大和田弘幸先生、甘利佳之先生による会員発表に加えてJeffrey Ganeles先生の特別講演がありました。
Ganeles先生は、米国で著明な歯周病専門医およびインプラント外科医の一人です。彼は歯科医や専門家に100以上の招待講演を行い、45以上の専門論文とテキストを執筆し、米国内外の多くの学術機関で教鞭をとっています。
Ganeles先生の特別講演では第1部ではインプラント手術を支援するデジタル技術の変遷と最先端のロボット技術を講演されました。
インプラントが正しい位置に埋入できない理由を、脳によるもの(判断、診断など)、目によるもの(術野など)、手によるもの(手術のスキルなど)に分けて説明しました。
現在日本でも一般に用いられるようになった、CTを撮影して埋入位置をシュミレーションして手術を行う「サージカルガイド」により「脳」による問題を解決出来ました。
さらにドリルにナビゲーションのトラッキングをマウントして手術中リアルタイムでCTモニター上にドリルの位置をリアルタイムで表示する「サージカル・ナビゲーション」により「脳」と「目」による問題を解決出来ました。
そしてさらに「手」による誤差をなくすために「ロボティック・サージェリー」を開発されました。これは術者がドリリングしているときにドリルが誤った方向に行くと振動や抵抗で知らせて正しい位置に誘導されるものです。
第2部ではプロ・アーチ(あるいはAll On4®)コンセプトによる無歯顎患者さんへの固定性のフルアーチの即時荷重の解説でした。
第2部では、プロ・アーチ(あるいはAll On4®)コンセプトに基づいたインプラント埋入をすることで、インプラントの本数は減り、経費は下げられ、合併症を減らすことができます。傾斜埋入することでより長いインプラントが入れられ初期固定が得られ、即時荷重が可能となります。
会員発表と合わせ、現在のインプラント治療の到達点と将来の発展性を深く勉強することが出来ました。

文責 相原、上浦