EUROPEAN ASSOCIATION FOR OSSEOINTEGRATION
 The 20 - Year Anniversary meeting.
「20years.  What have we learned?」

 さる10月10.11.12.13日、20周年記念大会として、デンマーク コペンハーゲン Bella Centerにて盛大に開催された。本大会は「What have we learned?」我々は何を学びましたか?というテーマで行われ、急速に成長しているインプラントを取り巻く環境について現在までに解明できていること、そしてインプラント治療におけるトラブルの原因についての内容であった。
 大会の講演内容として、1日目のセッション1では、「IMPLANT LOSS AND BIOLOGIC COMPLICATIONS」というテーマであった。
 まず初めにITI MEMBERであるLisa Heitz ? MayfieldによるGuidelines for monitoring and maintenance of implants.先日の臨床歯周病学会30周年大会で講演があったように、審美と機能を維持できるようにするにはインプラント周囲炎組織のモニタリングとメインテナンスケアが重要である。そのためには、いつどのようにプロービングを行うか。どのようなタイミングでレントゲン撮影を行うか。どのようにインプラント周囲を清掃するかインプラント患者をどのような間隔でメインテナンスするか。という内容をわかりやすく図示し、メインテナンスの重要性を訴える内容であった。
 次にDaniel Buser & Urs Belser らによるRenewed implant therapy following esthetic implant failures in the anterior maxilla.上顎前歯部におけるインプラント歯学に基づく審美的失敗の対応は、関与した臨床医と歯科技工士の大いなる挑戦に任せられていると述べられていた。そして、そのような失敗の原因は、ほとんどの場合 インプラントの位置異常や唇側面の十分な骨のボリュームの欠如 もしくはインプラント周囲炎である。その意味は、これら多くの失敗は明らかに臨床医が原因であり、不十分な医学的実績がおもに関与している。ITIのSAC Classificationによると、記載された状況はほとんどの場合コンプレックスのカテゴリーに一致し、実績のある臨床医による再治療が必要となる。今回のプレゼンテーションでは再治療に関連のある知見が討論された。1.CBCTを用た3DX線解析を含めた包括的な失敗の診断。2.必要な外科や補綴の手順の適切なタイミングを含めた構造化された治療計画全ての見地。3.さらなる骨吸収を最小限にする失敗したインプラントの慎重な撤去。4. 同時法またはステージドアプローチ法か、GBRを伴うインプラント埋入と骨造成の方法。5.軟組織移植のための最終的な適応症。6.再治療に伴う傷の治癒する期間。7.最終補綴のデザインを改良させ、決定させるための暫間補綴の診断上の評価。8.将来の融和した軟組織の上皮を含んだ最終的な補綴物
今回プレゼンの中で、いくつかのケースレポートにおいて審美的インプラントの失敗に続く新たなインプラント治療に伴う主たる問題を説明するため、細部に提示していた。そして、彼らが再治療に伴う治療の成果として明瞭に記録していることは、隣在歯もしくはインプラントサイトの垂直的組織欠損のためや瘢痕組織形成のため、しばし幾分か妥協しなければならないということがある。これゆえに、上顎の非常に繊細な部分において、注意深く治療計画を立案することの重要性とそのあとに続く初めての介入に注意深い臨床的実行が重要となる。そして、絶対に十分に資格のある臨床医によって行われるべきである、と述べられていました。

 
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