さる5月2−4日、モナコにおいてOsteologyが開催された。

今回の学会は、オステオロジー発足10周年という節目の学会であり、

3日間の開催中に70カ国から、約2700人の来場者が、美しい海沿い会場'Grimaldi Forum'に訪れました。

今大会のテーマは、『Decision Making with Oral Tissue Regeneration-口腔組織再建の意思決定-』と題し、60名

以上の世界中のエキスパートの先生が御講演されました。

 

 

オープニングに、日本の学会ではまずお目にかかれない様なバレリーナによる演出後、

Dr.Jan Lindheによる基調講演『From an alveolar process to an edentulous ridge-歯槽突起から無歯顎顎堤へ-』と題し

抜歯後の組織の寸法変化、一歯ないし多数歯を失った後の硬組織の変化、などを豊富な組織像とともに講演され、それに対する補填材の有効性を示唆されていました。

 


国内で講演されている姿しか拝見していなかった私にとって、終止圧倒され、気がつけばタイトルしか写真に撮っていないという事態となっておりました・・・初日の午前中には、日本人で唯一のスピーカーとして『Complications and compromised situations associated with sinus floor augmentation-上顎洞挙上術における合併症と障害が生じた状況』と言うタイトルで勝山先生による講演がなされ、上顎洞挙上術における合併症やシュナイダー膜

の破れた場合の対処法を、ガイドラインに基づき、マイクロスコープによる映像で講演されました。

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午後には、Dr.Giovanni Zucchelli の『Surgical techniques to enhance soft tissue aesthetics -軟組織の審美的な向上の為の外科的なテクニック-』

軟組織を露出した根面やインプラントに被服する様々な、テクニックを拝見できました。

非常にアグレッシブなスピーチで、且つ3D映像による講演で、オペの動画が三次元的に視聴でき、オペに立ち会っている様な臨場感でした。

 

また、Dr.Ronald E. Jungの『Clinical decision making after tooth extraction-抜歯後の治療の意思決定-』と題し、抜歯に伴う、軟・硬組織の造成を臨床例とディシジョンツリーを用いて分かりやすく説明され、また、軟組織の代用として人工物の有用性を講演されました。

 

2日目は、6つのインプラント周囲

炎についての講演があり、このトピックスに対しての関心の高さが伺えました。

 

正直、英語力も不確かな自分が、国際学会に行くなどと、思いもよらなかったのですが、CIDの先生が多数行かれるとの事で、思い切って参加しました。

海外学会参加経験豊富な先生方の後ろについて行き、様々な経験をする事が出来ました。

ワークショップでは、見た事もない新鮮な豚を使い、日本に比べ格安で、

軟組織の造成の実習を行なえました。

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今回のワークショップでは、CIDの先生方が多く参加されており、当然なのですが、ごくごく自然に実習し、質問している後ろ姿を見ていると、改めてすごさを感じました。

プログラムの方は、オープニングにバレリーナによる演出があり、日本では考えられない雰囲気に自然にテンションが上がりました。

講演内容も、サイナス、軟組織造成、GBR、インプラント周囲炎などと幅広く、且つ、演者の熱意が伝わり、英語力の乏しい自分でも分かりやすいスライドに助けられ理解する事が出来ました。

しかし、はっきりすべてを理解できていないところが、歯がゆく、次こそは、もっと多くを吸収したいと感じました。

 

今回、未熟ながらも参加することで、演者の先生の熱意と議論されているトピックスを肌で感じることが出来たのは、貴重な経験でした。

 

出国審査がおり、出国スタンプを押された時、今後も積極的に参加して行こうと思いました。

(その後、勝山先生のパスポートの出入国スタンプを拝見させていただき、講演並みに圧倒されました。)