今日は現在自分がどのような立場で、どのようなことをやっているのか簡単に書きたいと思います。

アメリカの歯科大学には通常4年間のDDS(あるいはDMD)プログラム(卒前プログラムいわゆる歯学部)の後の卒後プログラムとして、補綴、歯周、歯内、矯正、口外などの国が認可する専門医プログラムと、他方、インプラント、エステティックなどの大学独自のサーティフィケートプログラムがあります。

私は後者のハーバード大学のインプラントプログラム(通常2年間)にProgram Directorである Dr.Gallucci の下に配属され、主に海外からインプラント治療を学びにきた同年代か少し下の年齢のレジデント(日本で言う大学院生とか専攻生)と一緒のプログラムを受けています。

レジデントの中には、アメリカの大学の補綴やエンドのプログラムを修了してから来る人もいれば、自国でGPを経験してきている人など様々です。

このコースでは主に臨床と臨床研究がメインに行なわれ、臨床は埋入手術から補綴まで全て一人で行なうことができます。

一方で、それぞれがなんかしらの臨床に関する研究テーマをもち期間中に論文を書いています。

また週のルーチンとしては、抄読会やリサーチミーティングがあり、その他に、外部講師による特別講義やガイデッドサージェリーなどのハンズオンセミナーが頻繁に行なわれます。(これについてはまた別途書きたいと思います)

いずれも臨床と研究が非常に密着しているのが特徴で、日本における大方の大学院のような基礎研究は、PhDコースというまた別のコースがあり、そこでは基礎研究しかやらず臨床には一切関わらず、これもまた線引きがはっきりとしています。なので、日本の大学院を出た私がPhDを持っているというと、皆に驚かれます。

日本も、臨床と研究の距離感をもう少し縮めて、大学が積極的に臨床研究を主導したり、臨床家の先生の優れた治療を大学がエビデンスにするサポートができれば良いなと思っています。

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